全日本鍼灸学会雑誌
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不定愁訴に対する鍼治療の一症例
田中 良和黒野 保三
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1994 年 44 巻 3 号 p. 272-277

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抄録
ストレス社会と言われる現代において, 不定愁訴を訴え鍼灸院に来院する患者が多くなってきた。今回, 一症例ではあるが興味ある結果が得られたので報告したい。本症例は多くの不定愁訴を訴え, かつ, 気管支喘息を併発している患者に対し, 太極療法 (黒野式全身調整基本穴) を21回行った結果, 自覚症状 (喘息症状を含む) の殆どが消失し, 他覚的所見においても改善傾向にあった。また, (社) 全日本鍼灸学会研究委員会不定愁訴班不定愁訴カルテを使用したところ, 不定愁訴指数減少率が43.6%で効果判定は有効となり鍼治療の有効性が定量的に見出すことが出来た。
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