自治医科大学麻酔科学・集中治療医学講座
2005 年 25 巻 1 号 p. 81-88
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硬膜外腔圧と硬膜外麻酔の広がりとの関係について, これまでに報告された研究を概説した. 硬膜外腔に薬液を注入したときに生ずる硬膜外腔の圧変化を椎間孔の開存性だけで説明することはできない. 硬膜外腔の圧変化を頭蓋腔を含めた圧緩衝システムの応答としてとらえると, 硬膜外腔のコンプライアンスが大きく, 抵抗が小さいほど, 薬液注入によって硬膜外腔の潜在空間が物理的によく広がると考えられる.
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