行田総合病院麻酔科 現: 八重瀬会同仁病院
2009 年 29 巻 7 号 p. 845-847
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
60歳, 男性. 頚椎椎弓形成・前方固定術後の頚部違和感のためプレート抜去術を行った際, 麻酔導入時に挿管困難をきたした. 頚椎前方にプレートと一塊になった硬い膿瘍が存在し, 気管を前方に偏移させたことが原因と思われた. 術前の頚部X線写真で気管の前後径は第6頚椎の高さで22mm, 横径20mmと太さは十分であったが気管の前方偏移が強かった. このような症例では挿管困難を念頭におき十分な準備を整えておくべきである.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら