抄録
ファイバースコープ(FOB)ガイド下挿管ではFOB越しに気管チューブを挿入する際に難渋する場合があり,FOB損傷の危険性もある.この問題点を解決するためにFOBを気管内に誘導した後にガイドワイヤを挿入し,これをガイドとしてチューブエクスチェンジャーを気管内に誘導し,その後に気管チューブを挿入する方法を考案した.チューブエクスチェンジャーはFOBよりも固いため気管チューブの誘導が容易であり,この方法ならFOBを損傷することもない.使用するFOBも気管チューブのサイズに合わせる必要がない.従来の方法に比べやや煩雑であるが,安全で確実な方法であると思われる.この方法に関して紹介する.