日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
〔エピドラスコピー研究会〕第11回エピドラスコピー研究会 シンポジウム ─腰下肢痛治療におけるエピドラスコピーの位置づけ─
難治性腰下肢痛治療におけるエピドラスコピーの適応
五十嵐 孝村井 邦彦茂木 康一島田 宣弘玉井 謙次竹内 護
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 32 巻 2 号 p. 271-276

詳細
抄録
  エピドラスコピーの腰椎変性疾患に対する治療効果と,脊髄腫瘍や硬膜外膿瘍に対する応用について述べた.エピドラスコピーは,腰椎椎間板ヘルニア,腰部脊柱管狭窄症,腰椎手術後症候群における腰下肢痛に有効な治療法である.その治療成績は疾患によって異なると考えられるが,腰椎椎間板ヘルニア,神経根症状を示す腰部脊柱管狭窄症に対する長期的な治療成績は特に良好である.馬尾症状を示す腰部脊柱管狭窄症や腰椎手術後症候群に対する有効性は,症例によって異なると考えられる.また,脊髄腫瘍や硬膜外膿瘍の診断治療では,エピドラスコピーを併用することによって,脊髄腫瘍摘出術や脊椎掻爬洗浄ドレナージ手術の侵襲を低減できる可能性があると考えられる.
著者関連情報
© 2012 日本臨床麻酔学会
前の記事 次の記事
feedback
Top