埼玉医科大学病院麻酔科
2012 年 32 巻 3 号 p. 338-343
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硬膜外鎮痛は,術後疼痛管理上の大きな地位を占めてきたが,近年肺静脈血栓症の予防に伴う抗凝固療法が広まるとともに減少傾向である.しかしながら,硬膜外術後鎮痛は,静脈内PCAと比較して,神経内分泌反応の抑制や免疫保持,呼吸器系合併症の軽減に有効と考えられる.使用する局所麻酔薬としてはロピバカイン,レボブピバカインを用いることが推奨される.その有効な投与方法としてPCA法が持続注入法のみよりも有効である.
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