日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第37回大会 シンポジウム ─Monitored Anesthesia Care:安全で快適な麻酔管理─
覚醒下脳外科手術におけるMAC(monitored anesthesia care)
植村 景子林 浩伸川口 昌彦
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2019 年 39 巻 2 号 p. 156-163

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抄録

覚醒下脳外科手術は,主に言語野・運動野近傍の脳腫瘍摘出術で行われ,腫瘍切除時に患者を覚醒させて脳機能タスクを実施し,脳機能障害を最小限にすることが目的である.「診断や治療のために必要とされる鎮静薬や鎮痛薬の使用下において,麻酔科医が継続的な患者管理を行い,必要ならば全身麻酔へ移行する」というMAC(monitored anesthesia care)は,まさに覚醒下脳外科手術で用いられている麻酔管理法そのものである.ただし,脳機能タスク前後の麻酔管理もMACで行うのか,または全身麻酔で行うのかは,施設によって異なる.覚醒下脳外科手術におけるMACによる麻酔管理の概略,その実施における利点と注意点について説明する.

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© 2019 日本臨床麻酔学会
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