2019 年 39 巻 4 号 p. 428-432
臨床研究法では,利益相反はじめ書類手続きが複雑であり,かつ疾病等報告などの報告書類の提出期限が定められている.不遵守なく医師が実施するには負担が大きく,結果として介入試験が激減している.この現状を打破するには,臨床研究支援部門の役割が重要になる.阪大病院臨床研究センターでは,ブラッシュアップ会議を設置し,認定臨床研究審査委員会申請前に書類をチェックし,必要時に規制を遵守したプロトコールに仕上げる役割を担っている.さらに,臨床研究法の範囲かどうかの相談窓口,プロトコールの作成支援,臨床研究実施体制の構築等の役割をも担っている.今後,臨床試験の活性化には,こうした研究支援部門の充実と活用が不可欠である.