日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第38回大会 シンポジウム ─術中運動誘発電位モニタリングの標準化に向けて─
術中運動誘発電位モニタリングのための刺激・記録方法の基礎
林 浩伸
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2019 年 39 巻 7 号 p. 699-706

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抄録

開頭手術や脊椎・脊髄手術などの術後運動機能障害が危惧される手術では,術中に下行性運動経路モニタリングとして運動誘発電位(motor evoked potential:MEP)が用いられる.全身麻酔下という特殊な環境と術式の多様性に対応した刺激方法と記録方法を選択することが正確なMEPモニタリングの実施に必要になる.近年,MEP低下時の警告基準も術式によって異なることも報告されている.また術中MEP変化を解釈する際には,麻酔薬や血圧などの全身性の影響によるMEP低下(hemodynamic fade)による偽陽性を区別しなければならない.

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© 2019 日本臨床麻酔学会
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