日本臨床麻酔学会誌
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講座
敗血症における微小血管傷害の超微形態
岡田 英志
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2019 年 39 巻 7 号 p. 730-737

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抄録

健常な血管内皮細胞の表面に存在する内皮グリコカリックスは,血管の恒常性維持に重要な役割を果たしている.このグリコカリックスは敗血症や手術侵襲などで障害されるといわれているが,グリコカリックスは構造が非常に不安定でその3次元構造を視覚的にとらえるには特殊な技術が必要である.毛細血管の内皮細胞同士の接合様式は器官の違いによる差が大きく,連続型,有窓型,洞様型毛細血管の3つに分類されている.本稿ではそれぞれ構造の異なる心臓,肺,腎臓,肝臓の毛細血管内皮構造とその表面に存在する内皮グリコカリックスの構造,さらに実験的に誘発した敗血症性血管内皮傷害の超微形態を紹介する.

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© 2019 日本臨床麻酔学会
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