日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第44回大会 シンポジウム ─麻酔科領域におけるadvance care planning(ACP)─周術期のDNAR再考─ ─
当院における術前DNAR(Do-Not-Attempt-Resuscitation)の患者への対応と医療者への意識調査
清水 啓介, 小松 郷子
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2025 年 45 巻 4 号 p. 338-346

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抄録

術前にDNAR(Do-Not-Attempt-Resuscitation)指示が出されている患者が手術を受ける場合,ASA(American Society of Anesthesiologists)のガイドラインでは,術前に患者やその家族とDNARについて話し合い,DNARコードを変更すべきであるとしている.しかしながらわが国では,手術の場合にはDNARは無条件に解除とする施設も多い.当院において検討したところ,術前にDNAR指示が出ている患者は,全麻酔科管理症例のうち2.4%であり,そのうちDNARの解除に関する説明が術前になされていたのは27%だけであった.職員を対象としたアンケート調査においても,DNARを再考すべきと回答した職員は25%であった.周術期においては,DNAR指示の解除も含め,特に高齢患者を対象に事前にadvance care planning(ACP)を実施する必要性が今後認識されるようになっていくであろう.

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