日本赤十字社医療センター麻酔科
日本赤十字社医療センター麻酔科 社会保険総合群馬中央病院麻酔科
日本赤十字社医療センター麻酔科 日本赤十字社国際救援センター
日本赤十字社医療センター小児外科 東京大学医学部小児外科学教室
1995 年 15 巻 5 号 p. 403-408
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われわれは結合体双生児のなかでも発生頻度のきわめてまれな坐骨結合体分離手術の麻酔を経験した.症例は品胎のうちの女児双胎として出生し,生後1歳1ヵ月目に分離手術を施行された.分離手術にさきがけて,予定日の2ヵ月前より関係者全員による会合とシミュレーション手術を繰り返し行なった.麻酔管理は各児を別々の児として扱った.泌尿生殖器系の分離再建に時間を要したため手術は長時間となったが,麻酔管理上特に問題はなかった.結合体分離手術の周術期管理には,綿密な計画とシミュレーション手術が有効であった.
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