日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
低気腹圧(6mmHg)の腹腔鏡下胆嚢摘出術に対するラリンジアルマスク麻酔の検討
気管挿管麻酔との比較
原田 有三並木 昭義長内 宏之篠原 義文
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 21 巻 5 号 p. 247-253

詳細
抄録
気腹式胆嚢摘出術の麻酔管理にラリンジアルマスク(LM)が使用できるか検討するために,6mmHgの低気腹圧下で,気管チューブ(TT)との無作為比較試験を行った.1回換気量7~10ml・kg-1で陽圧換気を行い,気腹中のPETCO2が45mmHgを超えないように換気回数で調節した.換気回数はLM群がTT群より有意に多くなったが,PETCO2は両群間に差がなかった.気道内圧は両群とも25cmH2Oを超えなかった.LM群で低換気をきたすような換気漏れはなかった.術後の肺合併症はみられず,PaO2も両群で差がなかった.低気腹圧での腹腔鏡下胆嚢摘出術に対してLMを用いて麻酔をしても臨床的に問題ないと考えられた.
著者関連情報
© 日本臨床麻酔学会
前の記事 次の記事
feedback
Top