日本臨床細胞学会雑誌
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原著
子宮頸部神経内分泌腫瘍の細胞学的検討
—子宮頸部非角化型扁平上皮癌および腺癌との比較も交えて—
山口 知彦河原 明彦湊 宏大田 俊一郎藤吉 啓造牛嶋 公生嘉村 敏治鹿毛 政義
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2008 年 47 巻 2 号 p. 86-94

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抄録
目的: 子宮頸部神経内分泌腫瘍の臨床病理所見と細胞学的特徴を明らかにする.
方法: 7 例の子宮頸部神経内分泌腫瘍を対象とした. 7 例の内訳は 1 例が非定型的カルチノイド (AC), 3 例が大細胞神経内分泌癌 (LCNEC), 3 例が小細胞癌 (SmCC) である. 対象症例における臨床像および細胞核所見, 免疫組織化学所見を解析し, 他の子宮頸癌との比較検討を行った.
成績: AC と SmCC は小型細胞が主体であり, 集塊∼孤在性に出現していた. LCNEC は大型集塊または孤在性に出現し, 豊富な細胞質と不整形核小体を有した. SmCC の核は楕円形を呈し, LCNEC の核は最大であった. AC と SmCC は上皮内腺癌や小型の非角化型扁平上皮癌との鑑別が, LCNEC は腺癌や非角化型扁平上皮癌との鑑別が特に問題であった. 7 例での chromogranin A, synaptophysin, CD56 の発現はそれぞれ 71, 100, 100%であった.
結論: 子宮頸部神経内分泌腫瘍は, 他の組織型を合併することがあるが, 細胞の結合性, 核クロマチン, 核線などの細胞学的特徴を適確に把握することにより, 他の子宮頸癌との鑑別が可能となると考えられた.
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© 2008 公益社団法人 日本臨床細胞学会
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