日本臨床細胞学会雑誌
Online ISSN : 1882-7233
Print ISSN : 0387-1193
ISSN-L : 0387-1193
原著
乳腺管状癌の臨床細胞学的検討
林 諭史横山 恵石川 文秋山崎 知文立野 正敏小林 博也
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 49 巻 5 号 p. 337-341

詳細
抄録
目的 : まれな乳腺管状癌の細胞学的特徴について明らかにする.
方法 : 当科で経験した乳腺管状癌 15 例の臨床像, 組織像, 細胞像を検討した.
成績 : 乳腺管状癌は臨床的に低悪性度で予後良好な組織型であった. 細胞診上の特徴は, 1) 細胞採取量が多い, 2) 筋上皮細胞の混在が少ない, 3) 核小体が不明瞭, 4) 管状構造, 弾性物質がみられる, であった. 以上の所見を認めた場合, 管状癌を推定する一材料となる可能性がある.
結論 : 乳腺管状癌は予後良好であり, 治療方針を決定する際, 細胞診で組織型を推定することは有意義であると考える.
著者関連情報
© 2010 公益社団法人 日本臨床細胞学会
前の記事 次の記事
feedback
Top