川崎医科大学病理学教室
川崎医科大学附属病院病院病理部
1996 年 35 巻 5 号 p. 479-482
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
3例の色素嫌性腎癌の捺印塗抹細胞像について報告する。その特徴は,(1) 腫瘍細胞は小集塊状, シート状に出現し, 裸核細胞が少ない,(2) 2核細胞が目立つ,(3) 細胞境界がきわめて明瞭である,(4) 核周囲明庭がある,(5) 脂肪染色が陰性である, などである。これらは他型の腎細胞癌とは明らかに異なり, 色素嫌性腎癌に特徴的な細胞像と考えられる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら