日本臨床細胞学会雑誌
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臨床経過中に尿細胞診陽性を呈した節性CD30+p80+未分化大細胞性リンパ腫の1例
長嶋 真紀, 一迫 玲, 三浦 弘守, 金子 智香, 喜多見 路世, 井上 紘子, 亀岡 淳一, 澤井 高志
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1997 年 36 巻 2 号 p. 205-210

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抄録
尿中にp80NPMIALK陽性の腫瘍細胞が認められた節性のCD30 (Ki-1) 陽性未分化大細胞性リンパ腫 (以下, CD30+ALCL=anaplastic large cell lymphoma) の症例を報告する.症例は22歳男性で, 病院受診の2年前より頸部リンパ節腫脹を自覚していた.生検の結果, CD30+ALCLと診断された.治療後の経過中, 骨盤腔内に大きな腫瘍を形成したために腎後性の腎不全をおこし, 2度の尿細胞診で大型の異型細胞を認めた.しかしパパニコロウ染色のみでは, 癌腫などとの鑑別が困難であったため, 塗抹標本を作製して, 免疫染色を行ったところ, CD45 (LCA) が陰性であったものの, CD30とp80NPM/ALKが陽性であったことから, t (2;5)(p23;q35) を持つCD30+ALCLの尿路系への浸潤と判断した.
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