日本臨床細胞学会雑誌
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骨原発の類上皮血管内皮腫の1例
河野 裕夫高橋 睦夫平岡 芙美子星井 嘉信権藤 俊一森脇 透伊原 公一郎石原 得博
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1999 年 38 巻 4 号 p. 352-357

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抄録

左腓骨の骨嚢腫様病変として初発した類上皮血管内皮腫の1例を経験したので, その細胞, 組織および電顕像について報告する. 症例は73歳の女性で, 左腓骨の部分切除後, 5ヵ月目に左鼠径部に転移巣が出現した. その切除検体捺印標本において, 腫瘍細胞は豊富な胞体を有し, 胞体内に縁どりの明瞭な大小の空胞がみられた. また, 核が辺縁に押しやられて印環細胞様を呈したものも存在し, まれに核が花冠状に配列した管腔様構造も認められた. 免疫染色では血管内皮細胞のマーカーが陽性に染まり, 電顕的にも腫瘍細胞は血管内皮細胞由来が確認された.

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