日本臨床細胞学会雑誌
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骨好酸球性肉芽腫の1例
好酸球の細胞学的特徴に関して
若槻 真吾広川 満良鐵原 拓雄山口 美紀高井 チカ子山田 順子佐野 壽昭
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2000 年 39 巻 3 号 p. 213-218

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抄録
背景: 好酸球性肉芽腫に出現するLangerhans細胞の細胞像に関する報告は多いが, 好酸球の形態的特徴を詳細に述べた報告はない.われわれは本疾患に出現する好酸球が通 常の炎症に伴うものとは形態的に異なると考えられたので, その細胞所見を中心に報告する.
症例: 1歳, 女児で, 右翼口蓋窩に4×4×3cm大の充実性の腫瘤がみられた. 術中迅速時に作成した捺印塗抹H & E染色標本や術中迅速H & E染色組織標本では好酸性顆粒の認識が困難であった. また, 好酸球の61%が3分葉以上であり, 平均分葉数は2.7であった.
結論: Papanicolaou染色による細胞診や術中迅速組織診断では好酸球を好中球と見誤りやすく, 診断的落とし穴になる危険性が示唆された. 当該病変が疑われた場合にはGiemsa染色標本を併用することが必要と考えられる.
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