日本臨床細胞学会雑誌
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髄液中に腫瘍細胞の出現を認めた胃カルチノイドの1例
坂本 寛文森 良雄吉見 直己田中 卓二
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2000 年 39 巻 4 号 p. 239-241

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抄録
背景:胃カルチノイドの手術後3年7ヵ月を経過中に髄液中に腫瘍細胞の出現を認めた症例を経験した.
症例:症例は76歳, 男性.胃カルチノイドにて胃全摘術を施行.その後, 転移性脳腫瘍にてGamma-Knife治療を受け, 外来通院していたが食事摂取不良のため再入院.髄液検査にてインデアンファイル状配列を呈する腫瘍細胞を認め, 胃カルチノイドの転移と診断した.その後, 肺炎のため死亡.剖検所見, 免疫組織化学染色所見, 電顕所見にて胃カルチノイドの脳転移と確認した.
結論:髄液検査において検出された胃カルチノイドの脳転移症例の報告は少なく稀少症例と考えられ.その細胞像を中心に報告した.
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