日本クリニカルパス学会誌
Online ISSN : 2436-1046
Print ISSN : 2187-6592
実践報告
ガンマナイフ治療のクリニカルパスの取り組みについて
―当院の治療当日入院プロジェクトの一環として―
伊藤 聡美富田 加奈子浦上 幸代村上 ゆかり戸田 久美子小田 聖子森 美雅小林 達也小田 京太
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2005 年 7 巻 1 号 p. 29-33

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抄録

 当院では平成16年2月24日よりガンマナイフ治療を開始し、8月15日までに169症例に治療を行った。多くの施設にて行われているように2泊3日(治療前日入院)のクリニカルパス(以下パス)を主として使用しているが、在院日数の短縮・ベッドの有効活用を目的とし病院全体として治療当日入院を推進しており、1泊2日(治療当日入院)のパスも使用している。それぞれのパス(2泊3日154例、1泊2日15例)の使用経過につき分析した。その結果、1泊2日パスではバリアンスはみられなかった。1泊2日パスは入院日数が少なく、また、患者および家族の負担が少ないため好評であった。ガンマナイフ治療を行っている他施設の現況に関するアンケート調査の結果も報告する。

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© 2005 一般社団法人日本クリニカルパス学会
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