日本クリニカルパス学会誌
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Print ISSN : 2187-6592
学会報告(第6回学術集会) 教育講演6
クリニカルパスから広がる薬剤師業務
~パス活動10年を振り返って、そしてこれから~
飛野 幸子
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2006 年 8 巻 2 号 p. 153-156

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抄録

 クリニカルパスに積極的に参画することで、薬剤師業務が明確化されるとともに、広がりが見られる。当院では、術後感染予防投与抗菌薬の標準化から感染管理が、輸液の標準化から栄養管理が、化学療法パスから腫瘍チームにおける安全管理が活発になっていった。また、多職種と協働することで、チーム医療が促進される。さらに、薬剤経済学的な面からもパスは有用なツールであり、病院経営にも貢献できる。

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© 2006 一般社団法人日本クリニカルパス学会
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