応用地質
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岩石の動弾性係数と静弾性係数について
林田 精郎
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1973 年 14 巻 3 号 p. 103-111

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抄録

岩石の弾性係数は測定のために加えられた応力の大きさと応力速度の関数である。応力速度が大きい程, 応力が小さい程見掛けの弾性係数が大きくなる。このような力学的特性をもつ岩石は, 塑性要素と遅延要素とが連続的に分布する力学的モデルで代表させることができる。この場合, 個々の要素の定数は応力の大きさ, 応力速度などによって変るのでそれ程大きな意味はもっていない。
岩石は固結の程度によって塑性的性質の顕著に現われる応力領域がある。これは岩石を力学的に研究する場合に重要なことである。

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© 日本応用地質学会
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