抄録
少子化時代を迎えた幼稚園では, 入園対象人口が大幅に減少した結果, 淘汰の時代に入ったといえる状況を示している.この様な時代に, 各幼稚園で入園者を確保するための様々な努力がなされている.しかし, 幼稚園の周辺地域を詳細に分析し, 園児の募集活動を効果的に行っている事例は見受けられない.本研究では, GIS(地理情報システム)を用いて, 既設幼稚園の周辺地域の状況を分析することにより, 幼稚園の募集可能対象地域の明確化とそこに在住する対象人口数の把握, 近隣他園との競合関係にある地域の抽出等を得る事ができた.さらに, これらの地域に在住する対象人口を母数とした入園率によって募集活動の際の活動地域に対する重み付けを行う事により, より効率的な募集活動が可能となったと考える.