教育情報研究
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大学生の健康維持に関する情報モラル意識と個人内特性との関連性の検討 : 情報機器使用時における身体疲労への配慮及びインターネット依存傾向に着目して
阪東 哲也市原 靖士森山 潤
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2015 年 31 巻 1 号 p. 25-32

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抄録

本研究の目的は,健康維持に関する情報モラル意識として,情報機器使用時の身体疲労への配慮及びインターネット依存傾向を取り上げ,個人内特性との関連性について検討することである.大学1年生136名を対象に,個人内特性として自己効力水準を取り上げた調査を実施した.その結果,健康維持に関する情報モラル意識の形成には,自己効力の高さが個人内特性として重要な役割を果たしていることが示唆された.とりわけ,自己効力水準の低い男性は,情報行動時の健康維持に対する配慮意識が低下しやすいと共に,インターネット依存傾向に陥りやすい傾向を有することが明らかとなった.

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