抄録
下肢慢性創傷患者に対する術後早期のリハビリテーション (以下; リハ) は年々需要が増加している. 一方, 高齢化および疾患構造の多様化に伴って, 介入戦略に難渋することを経験する. 創傷治療と身体機能および日常生活機能の維持を両立するうえでは, チーム医療の実践と創傷治療の時期に応じたリハの実践が肝要となる. またリハによって身体機能を維持することは, 再発予防につながる. そのため急性期リハの段階から再発予防に向けた介入は必須となる. 本稿では, 下肢慢性創傷患者に対するリハおよび再発予防に向けた内容と注意点と概説し, 当院での介入戦略と実践内容を紹介する.