日本フットケア・足病医学会誌
Online ISSN : 2435-4783
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特集:透析足病変に対して透析室でできること
透析患者のCLTI診療におけるレオカーナの活用
吉村 祐輔澤 直樹
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2026 年 7 巻 2 号 p. 142-147

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抄録

 包括的高度慢性下肢虚血 (CLTI) は, 創傷・虚血・足部感染の複合病態であり, 救肢のためには多職種による集学的治療が不可欠である. 特に透析患者は動脈石灰化や足部病変を背景とした重症・難治例が多く, 透析医療における積極的なフットケア介入が重要となる. こうしたなか, 血行再建術不適応・不応答のCLTIに対する補助療法として吸着型血液浄化器レオカーナが登場した. レオカーナはLDLコレステロールやフィブリノゲンの吸着除去による血液粘稠度低下を介した微小循環改善が主な作用機序とされ, またブラジキニン等の産生促進による血管拡張作用も想定される. 透析患者を含むコホートで一定の創傷治癒率が報告されており, 既存治療抵抗性の難治性潰瘍に対する新たな選択肢となり得る. ただし, ブラジキニン等による血圧低下リスクには注意が必要である. 透析医療従事者による適切な評価と介入, そしてレオカーナを含めた治療選択肢の活用が, 透析患者の救肢と予後改善の鍵となる.

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