日本フットケア・足病医学会誌
Online ISSN : 2435-4783
Print ISSN : 2435-4775
特集:下肢静脈瘤,深部静脈血栓症治療の最前線
静脈疾患における圧迫療法
―そして継続するには―
平林 葉子
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2026 年 7 巻 3 号 p. 220-226

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抄録

 下肢静脈瘤, 深部静脈血栓症など静脈還流障害をきたす下肢静脈疾患に対する治療として圧迫療法は極めて重要な治療法である. 日本静脈学会は2002年に弾性ストッキング・コンダクター制度を創設し, 継続して圧迫療法の専門知識・技術を持った医療従事者を養成している. 2020年に慢性静脈不全による難治性潰瘍に対する静脈圧迫処置が保険収載となり, 臨床現場での圧迫療法の重要性は増している. しかし, 圧迫療法はその重要性にもかかわらず, 装着の煩雑さ, 不快感, 経済的問題などから患者への指導, 圧迫療法の受け入れ・継続(アドヒアランス)に難渋することが多い. 圧迫療法を行っている医療従事者にとって患者に圧迫療法をいかに「継続」してもらえるかは永遠のテーマである. 医療従事者が「なぜ継続が難しいのか」, 「どうすれば継続できるのか」を考え, あきらめず治療・指導していくことが肝要である.

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