日本フットケア・足病医学会誌
Online ISSN : 2435-4783
Print ISSN : 2435-4775
原著
包括的高度慢性下肢虚血患者における小切断後の日常生活動作能力と離床開始期間の関連
吉村 有示, 植木 綾香, 田代 幸恵, 野北 京佑, 艫居 祐輔
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2026 年 7 巻 3 号 p. 242-248

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抄録

【目的】
 包括的高度慢性下肢虚血 (chronic limb-threatening ischemia : 以下, CLTI) 患者における小切断後に日常生活動作能力 (activities of daily living : 以下, ADL) を維持する離床開始期間と遅延要因を検討する.
【方法】
 2024年1月-2024年12月の期間でCLTIにより小切断術を施行された25名が解析対象. ADLの低下はBarthel Indexが入院前より退院時に低下した者とした. ロジスティック回帰分析にて, ADL低下と離床開始までの日数の関連を検討し, cut off値の算出とその遅延理由を調査した.
【結果】
 低下と離床開始までの日数は有意な関連を認め (OR: 1.610, 95%CI: 1.070-2.440, p=0.023) , cut off値は5日であった (AUC : 0.826). 遅延理由は下肢の感染によるものが最多となり, 半数以上は透析患者であった.
【結語】
 CLTI患者の小切断術後5日以内の離床はADL維持に寄与する可能性があり, 離床が遅延した患者の特徴は, 術後も下肢の感染徴候が残存していること, 透析患者であることが明らかとなった.

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© 2026 一般社団法人日本フットケア・足病医学会
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