日本遺伝看護学会誌
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研究報告
重症先天性心疾患のわが子を出生から看取るまでの父親としての人生上の選択に関する研究
西條 竜也
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2014 年 12 巻 2 号 p. 44-53

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抄録

 本研究は、危機的な病の一つである重症先天性心疾患(以下心臓病)をもって生まれた子どもを育て続け、看取った父親4名を対象に、わが子を出生から看取るまでの父親としての人生上の選択について記述し、父親に対する看護ケアを検討することを目的に質的帰納的研究を行った。結果、心臓病の子どもを出生から看取るまで育てた父親らは、【前向きに現実を受け入れ、わが子との生活を優先する】ことをし、その時その場で人生設定を変えながら【家族のためにあらゆる局面で重大な決断をする】ことをしていた。やがて父親はわが子を1人の人格として尊重し、【子どもの成長を通じて父親としてのあり方をみつめる】ことでより父親らしくなり、【毎日の内省と感謝を積み重ね明日に備える】ことを繰り返し、人間としてどう生きるか追究し形作っていた。危機的な状況にある家族が決断を迫られる重要な意思決定の時期において、心から寄り添い、情報提供しながら家族が自己決定できる支援の必要性が示唆された。

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© 2014 日本遺伝看護学会
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