頭頸部外科
Online ISSN : 1884-474X
Print ISSN : 1349-581X
ISSN-L : 1349-581X
原著
頭頸部原発 Neuroendocrine carcinoma 8例の検討
岡崎 雅白倉 聡畑中 章生得丸 貴夫藤川 太郎服部 夏子山田 雅人別府 武欠畑 誠治
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 26 巻 2 号 p. 187-190

詳細
抄録

2000年から2013年までの13年間に埼玉県立がんセンターで治療を行った頭頸部原発Neuroendocrine carcinoma (NEC) の8症例について臨床的検討ならびに腫瘍細胞の細胞学的悪性の指標の一つであるKi-67標識率について検討を行った。6例に集学的治療を行った。疾患特異的5年生存率は40%であり,遠隔転移の制御が今後の課題と考えられた。Ki-67標識率が80%未満の症例では比較的予後が期待できる傾向があり,Ki-67標識率と臨床的悪性度がある程度相関する可能性が示された。

著者関連情報
© 2016 特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top