抄録
下咽頭癌の生存率を検討するために,診療録からイベントを把握するPassive follow-up法(PFU)でなく,積極的に患者情報を更新するActive follow-up法(AFU)であれば,打ち切り症例が減少し,精度の高い値を算出できると考えた。2005-2014年根治治療施行の下咽頭癌219例を対象とし,粗生存率と5年経過時点の打ち切り症例を検討した。5年粗生存率はAFUが44.2%,PFUが46.6%で,PFUのほうが生存率が高い傾向であった。打ち切り症例はAFUが1例,PFUが17例。AFUは打ち切り症例が減少し,PFUより精度の高い生存率の算出が可能と考えられた。