抄録
ニホンナシ［Pyrus pyrifolia (Burm. F.) Nakai］‘おさゴールド’実生の 18S-5.8S-25S および 18S リボゾーム RNA 遺伝子（rDNA）並びにセイヨウナシ（P. communis L.）‘ラ フランス’実生の 18S-5.8S-25S rDNA の位置を蛍光 in situ ハイブリダイゼーションによって検出した．rDNA プローブはビオチン-16-dUTP で標識した．プローブはフルオレセイン（FITC）-アビジン結合体によって検出し，染色体はヨウ化プロピジウム（PI）で対比染色した．‘おさゴールド’および‘ラ フランス’の 18S-5.8S-25S rDNA 遺伝子並びに‘おさゴールド’の 18S rDNA 遺伝子は，6 本の染色体の端部に確認できた．染色体の rDNA 遺伝子の位置および数は安定していた．
