園芸学会雑誌
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カンキツの隔年結果防止に関する研究 (第3報)
晩秋の施肥が翌年の着花ならびに新梢の発生に及ぼす影響
岩崎 藤助大和田 厚
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1960 年 29 巻 2 号 p. 101-106

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抄録
1949年より56年にわたつて,温州とレモンを用いて,晩秋の施肥が翌年の着花ならびに新梢の発生に及ぼす影響を調査した。その結果は次のようである。
1. 晩秋の施肥は一般に翌年の着花ならびに新梢の発生を多くする傾向がある。ただし着花を著しく増加することは困難であり,また樹の状態によつて異なることが考えられる。
2. 着花に及ぼす影響は3成分中窒素が最も大であり,窒素に燐酸および加里を加用すると着花を一層増すこともあるが,大差のない場合もある。窒素を欠くと他の2成分のみでは効果が少ない。
3. 晩秋に尿素の葉面散布をすると,着花に及ぼす影響は,土壌に施したよりも効果が早くて大きいようである。
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