園芸学会雑誌
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そ菜類の発育•生長に関する生理形態学的研究 (第3報)
レタスはい軸カルスの不定芽形成について
佐々木 久視
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1975 年 44 巻 2 号 p. 138-143

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抄録
レタス (Lactuca sativa L. cv. Waya head) のはい軸組織に由来するカルスの器官分化について調べ, 以下に示す結果を得た.
1. レタスのカルス組織における不定芽形成は低濃度の2,4-D (0.01mg/l) とやや高濃度のKIN (0.5mg/l)培地で著しく促進された.
2. カルス組織より得た細胞懸濁液(約1.2×105cells/ml) を振とう培養すると, 2,4-D 0.01mg/l+KIN 0.05mg/l培地で多数の細胞塊を生じた. この細胞塊はKIN(0.1mg/l) 培地上で茎葉を分化した.
3. はい軸組織を2,4-D (0.1mg/l)+KIN(0.1mg/l)のカルス形成培地で1週間培養したのち, KIN(0.1mg/l) 培地に移植すると不定芽を形成した. しかしながら, 同じカルス形成培地に引き続き移植した場合にはおう盛なカルス形成が進展した.
4. はい軸組織は少なくとも6日間カルス形成培地に置くことにより proembryo 状の構造体を形成し, 表皮あるいは維管束付近に新たな細胞分裂帯を生じた.
5. 以上の結果から, レタスのはい軸組織は2,4-D+KIN培地で proembryo 状の構造体を生じ, その後KIN培地に置かれることにより不定芽を形成するものと思われる.
これに対し, 同じカルス形成培地への移植では組織のカルス化が進むとともに, この proembryo 状の構造体は増殖し細胞塊としてカルス中に散在するものと思われる.
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