園芸学会雑誌
Online ISSN : 1880-358X
Print ISSN : 0013-7626
ISSN-L : 0013-7626
サツマイモ塊根の貯蔵性と収穫時における塊根タンパク質含量および茎葉一塊根比率との関係
宮崎 丈史古川 雅文猪野 誠
著者情報
ジャーナル フリー

1994 年 63 巻 2 号 p. 461-467

詳細
抄録
青果用サツマイモ'紅赤'および'ベニアズマ'の塊根貯蔵性と, 塊根成分および植物体の生育との関係を検討した.
13°C6か月貯蔵後の商品塊根率は, 収穫時の塊根タンパク質含量が'紅赤'では0.4g•100g-1FW以上, 'ベニアズマ'では0.8g•100g-1FW以上のサツマイモで高かった, また, 貯蔵後の商品塊根率は収穫時の茎葉重や全植物体の窒素含量と正の相関があった. 一方, 塊根の皮色やデンプン含量は, 貯蔵後の商品塊根率と関係がなかった.
収穫時において茎葉一塊根比率 (T/R比) が0.8~1.3であったサツマイモは, 両品種とも塊根の品質が優れ貯蔵性も高かった.
これらの結果は, 収穫時の塊根タンパク質含量と植物体のT/R比が, サツマイモ塊根の貯蔵性を判定する有用な指標になりうることを示唆している.
著者関連情報
© 園芸学会
前の記事
feedback
Top