抄録
ペチュニアの育種に新たな知見を得るために,6品種および現代品種の片親とされるP.axillaris subsp.axillarisを種子親として,広義のぺニュニア41分類群との交雑を試みた.Petttnia原種には2n=14と2n=18の染色体数の異なる2群の存在が確認された.品種(2n=14)およびP.axillaris subsp.axillaris(2n=14)を種子親として2n=18の原種を交雑した場合は,すべての組み合せでさく果が得られなかった.一方,P.integrifolia subsp.occidentalisを除く 2n=14のすべての原種との交雑は可能であった.