水文・水資源学会誌
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総説
世界の水問題解決に向けての国連世界水アセスメント計画(WWAP)の役割
―国連の取り組みを通じた日本の国際的地位向上を目指して―
今村 能之
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2008 年 21 巻 2 号 p. 140-157

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抄録
我が国は国連中心主義を掲げ多額の国際援助を行ってきたが,残念ながらその貢献に相応しい評価を受けていない.日本の主導により2000年8月に設立された国連世界水アセスメント計画(WWAP)は,2003年3月に世界水発展報告書(WWDR)を発表し,水に関する史上初の国連システム全体の取り組みとして,先進国,途上国の双方から高い評価を受けながら発展を続け,水分野における日本のリーダーシップの確立に大きく寄与している.このような日本主導の水に関する国連の取り組みが有効に機能するための要件として,(1)政治的リーダーシップ,(2)マルチ・ドナー体制,(3)国連システム全体による推進体制,(4)政府主体の実施,(5)適切な広報戦略,を挙げることができ,特に政治的リーダーシップが重要である.
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© 2008 Japan Society of Hydrology and Water Resources
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