水文・水資源学会誌
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総説
水の酸素・水素安定同位体を用いた地球水循環研究と今後の展望
檜山 哲哉阿部 理栗田 直幸藤田 耕史池田 健一橋本 重将辻村 真貴山中 勤
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2008 年 21 巻 2 号 p. 158-176

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抄録

水の酸素・水素安定同位体(以下,水の安定同位体)を用いた水循環過程に関する重要な研究および最近の研究のレビューを行った.海水の同位体組成(同位体比)に関する知見,同位体大循環モデルを用いた全球スケールの水循環研究,降水形態による同位体比の差異や局域スケールの降水過程に関する研究,流域スケールでの流出過程,植生に関わる蒸発散過程(蒸発と蒸散の分離)の研究をレビューした.加えて,幅広い時間スケールでの気候変動や水循環変動に関する研究として,氷床コアや雪氷コアを利用した古気候・古環境復元とそれらに水の安定同位体を利用した研究についてもレビューした.最後に,水の安定同位体を利用した水循環研究の今後の展望をまとめた.

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© 2008 Japan Society of Hydrology and Water Resources
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