2009 年 77 巻 2 号 p. 97-100,a2
海外技術協力では,これまで培われた日本国内の経験と知見を基礎とし,かつ現地事情に適応し,改善された技術が活用されている。今後の活躍を期待する若手技術者のためにも,国内での技術継承が,海外での活用につながるよう配慮が必要と考える。特に対象事業が減少しつつある水資源開発や農地造成等の技術は,今後とも海外で有用である。本報では,現地開発型技術等の海外における活用技術の形態,天水農業地帯に対する畑地灌漑等の技術導入例,海外で求められる技術者像としての注目すべき能力と留意すべき事項,技術者教育の観点等から継承に当たっての留意点について述べた。