農業農村工学会誌
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新疆ウイグル自治区における水資源開発と耕地塩類化
阿布都沙塔尓 買買提明田中丸 治哉多田 明夫
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2012 年 80 巻 2 号 p. 99-102,a2

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抄録

本報では,中国・新疆ウイグル自治区における水資源開発と耕地塩類化の関係について論じた。同自治区は降水量が非常に少なく,オアシスでの灌漑農業と草原での牧畜業が主な農業形態である。灌漑用水を確保するため,山岳部を水源とした季節性河川の水を導水する引水渠,オアシス内の用水路網,さらに麓の平原地に多数の貯水池が建設されたが,貯水池の底面浸透と非ライニング用水路の浸透損失が地下水位を上昇させ,大規模な耕地塩類化が発生している。自治区南部に位置するチラオアシスの事例では,水利施設の問題に加えて,営農上の問題と水管理制度の不備も塩類化の原因となっていることを指摘するとともに,耕地塩類化への対策について述べた。

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© 2012 公益社団法人 農業農村工学会
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