2018 年 86 巻 3 号 p. 191-194,a1
(独)水資源機構が管理する筑後川下流用水施設では,管理開始(平成10年)以降蓄積されたデータの一元的管理が課題となっていた。このため,蓄積されたデータを位置情報と関連づけて効率的に情報の整理を行うために,GISシステムを活用した施設管理データベースを構築した。導入に当たって課題となったのがベースマップやシステムの維持コストであったが,無償公開・更新されている国土地理院の地図や,オープンソースソフトウェアを活用することでコスト縮減を図った。また,このシステムと連携した携帯端末の導入は,職員の現場作業の効率化にも寄与した。