石川県立大学
2020 年 88 巻 11 号 p. 909-913,a2
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鬼怒川・小貝川流域では,都市・工業団地の開発,耕作放棄など,地域社会環境の変化に伴って,流域の水環境も変化してきた。各種データの揃った2014年を対象に,全流域の窒素収支を検討した結果,大気の窒素負荷による流出量2,010tは,全窒素負荷流出量の35%を占め,農畜産業,商工業などの人間活動に伴う窒素負荷流出量3,662tは,65%である。水田255km2の負荷は,施肥の適正化により全体の5%であり,湛水稲作は環境負荷の少ない最適な食料生産の生態系である。
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