2008 年 76 巻 2 号 p. 113-118,a2
土地改良施設の設計においては, 設計基準等に基づき施設の重要度に応じた地震動レベルに対し耐震性能を設定している。河川構造物や重要度の高い施設については, 原則としてレベル2地震動による耐震性能照査を行い, リスク回避, 構造上強度対策, 柔構造化等により耐震性向上を図る必要がある。
設計基準頭首工の改定作業においても, 渓流取水工等を除き, 施設の重要度に応じて一定の損傷を許容しつつ, 原則レベル1地震動およびレベル2地震動を設計対象とする等の検討を行っている。