農業農村工学会誌
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水陸万頃の大地
胆沢平野における水と土の歩み
芦 長喜伊藤 啓治
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2008 年 76 巻 6 号 p. 509-512,a1

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抄録
胆沢平野は, 北上川中流域に拓けた岩手県を代表する穀倉地帯であり, その大地は稔り豊かな耕地と人々が住まう散居集落により, 美しい田園景観が形成されている。先人たちがいかにして, 水利開発や土地改良を通じて, この大地を創造してきたのかを紹介する。
本報では古代の農耕文化の歴史, 中世から近世の水利開発に携わった先人たちの創意工夫と新しい知識を活かした土木工事などを, また昭和から平成にかけての, 石淵ダムをはじめとした水利開発について述べる。
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© 社団法人 農業農村工学会
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