農業農村工学会誌
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FRP型膜分離活性汚泥方式による農業集落排水処理施設の設計
渋谷 修司清藤 直人
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2008 年 76 巻 7 号 p. 648-649,a3

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抄録

汚水処理において高度な処理水質が要求される場合に, 膜分離活性汚泥方式は極めて有力な方式であるが, これまでは鉄筋コンクリート構造 (「RC型」) が主体であり, 設計・施工の容易さとコストの縮減が課題であった。本報は, 低コストで小規模向けのFRPタイプ膜分離活性汚泥方式 (JARUS-FM型, 本報では「FRP型」と呼ぶ) を, 全国で初めて農業集落排水処理施設に採用し, 好成績を得ている高知県梼原町四万川地区を事例に, その特徴や計画・設計面での留意点について紹介するものである。

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© 社団法人 農業農村工学会
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