特集 事例研究
京都大学の組織間共同研究『包括的産学融合アライアンス』始まり，終わり，終わった後
2019 年 15 巻 2 号 p. 2_16-2_25
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2019 年 15 巻 2 号 p. 2_16-2_25
本稿は，京都大学が民間企業5社と取り組んだ，産学融合型の組織間共同研究『包括的産学融合アライアンス』について，研究開始前から研究中そして研究終了後に特許が実施許諾されるまでを振り返るものである．特に，どのような課題が認識されたか，どう解決しようとし，解決され，あるいは解決されなかったかに焦点をあてた．考察では，企画や研究マネジメント，知的財産，外部要因による影響，共同研究終了後の研究や業務，その後の展開等について考えたことをまとめた．それによりいろいろな大学及び企業の間で進められている，もしくは今後スタートする組織間共同研究の推進に貢献したい．
