廃棄物資源循環学会論文誌
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論文
EUの「リサイクル材含有義務」によるプラスチック資源循環へのインパクト
齋藤 優子 西山 徹熊谷 将吾白鳥 寿一吉岡 敏明
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 35 巻 p. 114-127

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抄録
EUはプラスチックのリサイクル促進策として,容器包装と自動車に対して,プラスチックのリサイクル材含有義務を設ける方向で新たな規則案を提案している。本稿では,提案されている含有率によって生じるプラスチックリサイクル材の需要量に関する情報を整理し,試算した。その結果,容器包装では2030年に370万t,2040年に1,000万t以上,自動車では2031年以降に年間75万tのプラスチックリサイクル材の需要がEUで生じると推計された。これらの影響について,自動車に関してはEUに輸入する新車にも適用されることから,わが国の自動車メーカーも国内でのプラスチックリサイクル材の調達が今後必要になることが予想される。世界的な循環経済への流れの中で,わが国としてどのようにプラスチック資源循環を進めるか,対応を急ぐ必要がある。
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© 2024 Japan Society of Material Cycles and Waste Management

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