【目的】
トップアスリートにおける期分け別(トレーニング期、試合期)の牛乳・乳製品摂取状況の実態を把握することを目的とした。あわせて競技区分による牛乳・乳製品摂取状況の違いも調査した。
【方法】
国立スポーツ科学センターで実施された派遣前メディカルチェック(リオデジャネイロオリンピック(以下、夏季)、平昌オリンピック(以下、冬季))を受けた選手を対象に自記式の問診票を用いて調査した。
【結果】
牛乳の摂取頻度は、夏季の女性(トレーニング期3.6 ± 2.8日/週、試合期3.2 ± 2.7日/週)、冬季の男性(3.9 ± 2.7日/週、3.6 ± 2.7日/週)、冬季の女性(2.8 ± 2.7日/週、2.6 ± 2.7日/週)で試合期がトレーニング期に比べて有意に低かった。乳製品の摂取頻度は、冬季の女性で、試合期の摂取頻度(4.8 ± 2.1日/週)がトレーニング期(4.6 ± 2.2日/週)に比べて有意に高かった。競技区分別では、夏季の女性のパワー系、審美系、持久系、冬季の女性のスピードスケート・ショートトラックにおいて、いずれも試合期の牛乳摂取頻度がトレーニング期に比べて有意に低かった。また、夏季の女性のストレングス系、冬季の男性のノルディックにおいて、いずれも試合期の乳製品摂取頻度はトレーニング期に比べて有意に高かった。
【結論】
トップアスリートでは、牛乳および乳製品の摂取頻度は期分けおよび競技区分によって違いがあった。