目的
スキー競技の夏季トレーニング期において課題のひとつに体重調整がある。監督から、選手全員が目指すべき食事の内容・量の提示と充足状態の点数化、および定期的な経過報告を求められた。そこで、身体組成改善と選手自身での食事の内容・量の把握を目標に、1日に最低限食べてほしい食品の具体例を挙げて点数化した「食品構成表」と、食事内容を記録する「食事ノート」を用いて、身体組成をモニタリングしながら栄養サポートを行った。
方法
大学女子競技スキー部員9名を減量群・増量群・維持群に分け、大学で全体練習を行う2013年4月から11月に「食品構成表」に沿って指導し、各選手に「食事ノート」のコメントで指導を加えた。サポート開始時から3週に1度は面談を行い、身体組成測定と体調についての聞きとりを行った。食事摂取状況は、食事内容と「食品構成表」に沿った点数を「食事ノート」で継続的に記録させた。また期間中に写真併用の食事調査を3回行い、正しく点数化できているかを確認した。
結果
身体組成は全員が目標値に近づいた。食事摂取状況は目標に届かなかったものの、全員が「食事ノート」で食事記録を継続し、食事の内容・量を把握できるようになった。
まとめ
簡便に食事内容を継続して記録できる本サポートの「食品構成表」と「食事ノート」を用いた方法は、身体組成の改善に有効である可能性が示唆された。